2013/02/27

うれしい春、憂いの春

日曜日は凄まじい風。
薪ストーブの煙突が傾き、先端が壊れるという事件が起きました。
顔中煤だらけになって娘と二人で外作業。
どうにかこの冬を凌げる程度に補修しました。

それにしても今年は風が強く、特に肺に負担のかかる冬ですね。
全校5名のわが小学校区にもインフルエンザが到来。
(これは昨年なかったことです)
我が家はストーブで温めた石を毎晩腰に当て何とか防衛しています。

とはいえ…
春と共に飛散する杉ヒノキ花粉。

福島原発の爆発事故以来、空中飛散したセシウムは針葉樹に溜まり易く
花粉に付いて飛散すると言われています。


放射性物質は長生きです。
ヨウ素の放射線の半減期(毒性が半分に減る期間のこと)が八日間と、やや短いくらいで
セシウムは30年、プルトニウムに至っては一万年と
気の遠くなるような時間を経て、毒性が減っていくそうです。
長崎の原爆で亡くなった方の細胞から、いまだに放射線が出ていることが長崎大学の研究で発見されたばかり。まだまだ判らないことが多く、人体への影響も計り知れません。

治療家の友人達は皆、放射能の健康への影響を懸念し、
原子力発電所に不安を強く感じています。
人間の痛みを肌身に感じる仕事ですから、
人を病気にするような施設を嫌うのは当然ですね。

デトックスの仕方、免疫力の上げ方
更に学び、共有していかなくちゃね、と話し合っています。
こういう話しが普通にお伝えできる環境作りもしていきたいです。






2013/02/25

サバイバル家族のお雛様

お雛様を飾りました。
去年は引越しの慌ただしさで、飾ってあげられませんでした。
今朝、ワンコの散歩がてら梅の枝を摘んで、お花を飾って完成。
心なしか嬉しそうなお内裏様とお雛様です。

ほぼシングルで子供たちを育てたビンボウ家な我が家。
お雛様はリサイクルショップで3000円で見つけたものです。敷物は同じ店で100円だったタイシルクのクッションカバー。
ちなみに鯉のぼりは毎年子供と和紙に手描きして壁に飾ります。


貧乏生活もベテランになるといろいろ裏技に長けるようです。

「生きる力」って最近学校なんかでよく言われますが、
ただ生活するだけじゃ、人間としてちょっと淋しい。

美術が好きだったこと、
旅が好きで、旧家を見て廻ったこと…
そんなことを基盤として積み上げた生活を彩どる術は
うち流の文化になりつつある、のかも。
「ビンボウなのは仕方ないけど、貧乏臭いのは嫌」と
言ったのは森鴎外の娘さんでしたっけ。

貧乏を明るく楽しく暮らす工夫
必要は発明の母って言いますもんね。










2013/02/15

コメダ時間

今日はお休み。用事を片しに新城市街にきました。
市街地と言ってもスーパー、幾つかの銀行、ガソリンスタンドとドラッグストア。
マックとロッテリアと大手電気店が点在する街並みは散歩には正直物足りません。

それでも秀逸な喫茶店が昨年オープン、本当に救われたのです。

その名は東海地区に拡がるコメダ珈琲。
一杯のコーヒーにも美味な豆のスナックがつき、クッションに膝掛け、雑誌もフル装備。
東海地区はもともとモーニングが充実していることで有名ですが、コメダも厚切りトースト、サラダ、茹で卵がもれなくコーヒーに付いてきます。

東京のカフェしか知らなかった娘はこのモーニングの量に驚愕。
どれだけゆっくり少年ジャンプを読んでても
何度も水を注ぎに来てくれる店員さんにもビビりました。

今日のおやつはカツサンドイッチ。
これで一人前、二人で食べても充分な量でしょ?

所変わればカフェ変わる。
異文化を楽しんで、元気をチャージいたしましょうか。









2013/02/13

まかないセラピー

本日はえんじゅ臨時休業です。
小学校から誕生日会食にご招待されたことと
ちょっと風邪っ気があるので自粛いたしました。

昨日は久しぶりの頭痛で
夕ご飯後、お風呂をパスして就寝。
10時間くらい眠ってしまいました。
CMで「あなたの風邪はどこから?」って
いうのがありましけど
私の場合「ストレス=頭と気の遣いすぎから」
風邪をひくみたいです。
介護(ディサービスに非常勤勤務)
整体治療
二足のわらじを履いての生活は
張り合いがあるけれど、気力を使う毎日です。

自分がもう一人いてセルフ整体できたらいいのに!

元気が売り物の仕事ゆえ「明るく、元気に」頑張っていますが
「にんげんだもの」&「51歳だもの」へたれることも勿論あるのです。

ですが、こじらせないのが東洋医学の極意。我が家では・・・

1.食事量を少なく、体を温めるスープものなどを中心に食べる。(油・砂糖・アルコールは避ける)
2.風呂はやめ、足湯にする。足首まで浸かり、湯を足しながら足がうっすら赤くなるまで。
  その足湯にユーカリまたはティートリーのアロマエッセンスをたらす(なければ塩をひとつかみ)。
  頭や関節が痛いときは消炎作用の高いカモミールも◎。
3.石をストーブに乗せて温め、古靴下で包み(古セーターの袖も◎)
  腰、ぼんのくぼ(首と頭の付け根の中央)お腹(へその下辺り)にあてて温める。
  低温やけどしないよう時々場所を移動。
4.布団に入って家族に足の裏を踏んでもらう。
  余力があれば、腿→ふくらはぎ、肩→手まで揉んでもらい、毒素の排出を高める。
5.ほうじ茶、ハーブティー、白湯などノンカフェインのお茶を沢山飲む。
  ほどよく冷めた石を膝の間に挟んで寝る。

こんな流れで過ごし、翌日は頭痛なし。でも治りかけが一番大事なので今日は養生です。

小さい頃風邪引くと、父に瀉血という鍼をよくされました。その後、腹部を按摩されました。
明治生まれの韓国人だった父親は、産婆をしていた祖母から家庭療法を伝授されていました。
鍼はお手製のマイ鍼でした。10センチ位ある、ぶっとい鍼でした(怖)
ですが韓国を訪ねた折、おじちゃん達もみんなマイ鍼を持っていて驚愕したのを憶えています。

そんなわけで私の整体マッサージ暦は4歳からスタートしています。
我が家の子供たちもみんなそうやって直伝で習います。
かつては「いやいや」でしたが、今は「良かった」と思うことのひとつ。
病気や痛みに対応するのはまず家族ですから、家庭療法を身に着けるのがいちばんです。

「商売よりも人々の健康増進に尽くせ」
こちらは我が師匠(日本の方です)の言葉。教えに従い、まかない療法をご紹介いたしました。
簡単で即効がありますので、おすすめいたします。肩こりや腹痛なんかにもいいですよ。





2013/02/11

誕生日オムライス

今日は子供の9歳の誕生日
運良く休日でもありました。
休日は溜め込んだ家事をこなす日。
子供の髪をカットして
犬を洗い
薪を運んで
家中を大掃除して
それから、毎年恒例
オリジナル旗付き・オムライスを作ります。
炊きたてご飯をチキンライスにして
卵でくるむオムライスは
なんてことないようでいて贅沢なご飯。
私の子供時代の好物が
子供たちにも遺伝してしまいました。
今年は新メンバーのマルが旗に登場です。

そして、お誕生日ケーキは
お姉ちゃんが奮発して、初レアチーズケーキを作ってくれました。
ところが材料をよく見ると、台にするクラッカーが・・・ない!
急遽、ストックにあった「松永の汁粉サンド」を砕いて
台にするという大胆不敵な策に出ました。
気になるお味の方はというと・・・これがなかなかの美味♪
クリームチーズにちょい塩味の和風甘味がまったりコラボして、
う~ん、癖になりそう。
ちなみに汁粉サンドは私の子供時代からあるロングセラー。
これも私の影響で子供たちに愛されています。


必死な思いで猫を連れ、こちらに疎開してもうすぐ2年。
健康で、みんな一緒に誕生日を祝える幸せに感謝です。
「人と生き物にやさしく」
旗の裏にはそんなメッセージが書き添えてありました。

2013/02/10

冬の陣、近づく

今日もえんじゅにいます。
のんびりした日曜日です。
やまびこの丘ではバレンタインクッキーのアイシング真っ最中。
トキメキ満載のクッキーセットになるそうです。
私には縁遠い世界になってしまいましたが
常日頃、お客様方と緊密に触れ合いが持てるせいか
淋しいとか思わなくって、これもひとつの自給自足 ?

恋する皆さん、良いバレンタインデーをお迎え下さいませ。

2013/02/04

マイ石(いし)を見つけよう

このお山は鳳来寺山。
えんじゅの入り口から撮影したものです。

仏法僧と呼ばれるコノハズクと
徳川家康公ゆかりの東照宮が有名。
杉の木では日本一の樹高(58.87m)を誇る
傘杉も参道の途中でみることができます。

麓には鳳来寺自然博物館があります。
小さな古い博物館ですが
松脂岩(しょうしがん)など
この地域固有の岩石標本が充実していて
地学ファンには楽しい場所です。
(化石も普通に見つかるエリアですし)

秋のきのこ展もワクワクする展示。
キノコ狩りしたキノコの判定もしてくれるそうです。
それにしても毒キノコってどうしてあんなに
おいしそうに見えるんでしょうね。



こちらは鞍掛山。

私の家から見える馬の鞍によく似た形のお山です。

我が家の水道はこの山からの湧き水を引いています。
水道組合に管理費・年5000円を払いますが使用量は無料。
地区の役員さんのご尽力もあり、いつも美味しい水をいただけて
本当に安心。幸せです。
東京を離れてから体調が良くなったのは
この水のおかげも大きいと思っています。


さて、ここから北方の設楽町には
遠赤力の非常に高い天然鉱石が分布しているそうです。
設楽は霊水と称される湧水があることでも有名ですが
水を活性化している源は、この山系にある鉱石のおかげではないかと、
今日ふと気づきました。
私がご近所をぶらぶら歩いて集めた石ころも「保温力が高く・冷めにくい」感じがします。
同じ山系だから?だとしたらなんてラッキーなんでしょう。

思い出すのは身土不二という言葉。
自分のすぐ近くで採れたものこそ健康をもっとも補うという考えですが
日本だけでなく、ヨーロッパの古い諺にも
「あなたに必要なハーブがあなたの庭に生えてくる」というのがあるのです。
不思議~、でも素敵。なんだかワクワクしませんか?

で、提案。
たまには車を降りて、ゆっくり散歩してみましょう~♪

今、必要な「マイ石」がきっと目の前に落ちているはずです。
ストーンセラピーにはそんな石がきっと一番ふさわしい。
太陽のように無償であなたを暖めてくれる
地球からのギフトを受け取りに行きませんか?



2013/02/03

花とともに、石とともに

今日は節分。旧暦のお正月も近いですね。
節分会(せつぶんえ)は邪気を祓い、新しい春に備える日。
かつては陰陽師が取り仕切った公の行事でもあったそうです。


えんじゅでも月が変わるごとに花を替え、
気の入れ替えに努めています。
厳寒の2月はストーンセラピーも併用して
体の芯まで温める工夫をしています。
石も花たちも施術の大切なパートナーです。

人は自分だけの力では生きていけません。
空気も水も土も食べ物も浄らかであってこそ、
健康に恵まれるのです。
けれども経済優先の社会・生活のひずみが
損なったものは本当に大きい。
「お金があっても健康でなけりゃ何処にも行けない。つまらないよ」
介護の仕事で出会うお年寄りの言葉が胸に響きます。

今日も石を温めます。
布でくるみ、ほどよい温度になったところで
仙骨に当て、首の後ろに当て、最後に膝の間に挟みます。
ほっと息が抜けて気持ち良く身体が伸びるのがわかります。

私が拾った石には貝の化石が埋まっています。
ここは山の中なのに、太古、海だったのですね。
地球は長い時間かけて生き物を育くんできたんだなぁ。




地球はすべての生き物の揺り籠。
人間だけで勝手に壊しちゃだめですよ。


体を温めてもらっていたら
石の声が聞こえたような気がしました。